こんにちは、かなほです。会社の制度や研修などでITの基本について学ぶために、毎年、春と秋に行われる基本情報技術者試験に向けて勉強している方も多いと思います。私も実際その一人でした。今回は私が基本情報技術者の試験に合格するために行ったことについて解説していきます。
試験について興味のある方や、試験に向けてどうやって勉強始めようかなと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
基本情報技術者試験とは

まず基本情報技術者試験はIPAによって次のように定められています。
「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験:試験の概要 より引用
そして、合格率は国家資格というだけあって、例年20~30%と低めに設定されています。
この、合格率が低くなっている要因として考えられるのが午後試験です。
基本情報技術者試験は午前と午後に分かれていますが、合計点で評価するわけではなく、双方で6割を取らないと合格できないというルールになっています。
午後試験では、IT初心者がつまづきやすい、プログラミングに関する問題やアルゴリズムに関する問題が含まれていることが、難易度を上げているように思えます。
また、試験に合格するためにはだいたい200時間必要といったデータもあります。社会人でまとまった時間を取るのが厳しいという方は、秋の試験に向けて今から、対策を練りましょう。
簡単に合格できる試験ではないと思うので気合い入れて勉強していきましょう。
午前試験対策編
午前試験の内容は下のような配分になっています。
- テクノロジ系 50/80 問
- マネジメント系 10/80 問
- ストラテジ系 20/80 問
午前試験は一問一答形式で暗記科目と言えると思います。
ソフトウェア、ハードウェアの知識が問われるテクノロジ系やプロジェクト管理の知識などが問われるマネジメント系、経営寄りの知識が必要となるストラテジ系など分野は多岐にわたっています。
しかし、どれも暗記科目なので、テキストを一冊買って網羅的に勉強するというやり方で十分だと思います。午後試験にもつながるITの基礎の勉強なのでしっかり押さえましょう。
その後、実際に問題になれるためにも過去問を解くことをお勧めします。
今は、IPAのホームページに過去問が掲載されていますし、過去問をランダムで出題してくれるサイトやアプリなどもあるので、しっかりと活用して、お安く合格しちゃいましょう。
午後試験対策
午後試験は文章を読んで回答するタイプの問題です。知識はもちろんのこと、読解力など応用力が問われる問題が多数です。
問題は選択形式のものと必須の問題に分かれているので、事前に試験要綱を確認したり、問題を解いてみたりして解く問題をあらかじめ決めてしまいましょう。
私はIT初心者だったこともあり、プログラムやアルゴリズムの問題に苦戦しました。
プログラムの問題は選択形式になっており、JavaやPythonなど好きな言語を選べるので、試験前からどれを解くか決めておくのが一番だと思います。
アルゴリズムは初心者にはなれないものなので、テストになれるためにも過去問をひたすら解きましょう。慣れてしまえばなんてことないものだったりします。
このプログラムやアルゴリズムの問題は初心者には難しい割に試験としての配点は高いです。そのため、完全に捨ててしまうのはリスクが高く効率も悪いと思うので、せめて4割は取れるようにするなど最低ここまでといったラインを決めてしまえば、勉強も楽だと思います。
避けては通れない道なので、しっかりと対策を練ってから臨みましょう。
合格のためのポイント
これまで、試験の概要についてきて語ってまいりましたが、最後にポイントを整理したいと思います。
- 試験は年二回、合格率は20~30%
- 勉強は午前の分野から始めましょう
- 午後試験はアルゴリズム、プログラミングを中心に過去問を解く
まず、試験の合格率は低いことを念頭に置いて、確実に準備しましょう。このチャンスを逃したら次は半年後になってしまい、モチベーションも下がることでしょう。(ついでに、お金もかかります。)
そして、いざ試験勉強を始める際には午前の分野から対策を始めましょう。午前は暗記が多く、範囲も広いので、午後の問題を読み進めていく際の基礎となります。なにか一冊テキストを買って基礎を固めることをお勧めします。
午前の試験で合格点をとれるようになったら午後の過去問を満足のいくまで解いてみましょう。
こちらも、安定して合格点が取れるようになるまで続けるといいと思います。
ポイントとしては以上です。
あとは、みなさんのやる気と当日の運次第です。皆さんの武運を祈ります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
こころこめて、かなほ